ジョンメイオールとブルースブレイカーズ
● with エリッククラプトン
● ハードロード (ギター:ピーターグリーン参加)
● CRUSADE 革命 (ギター:ミックテイラー参加)
BBキング
40代を過ぎた頃からでしょうか、『BBキング』の存在を認められるようになりました。今では,彼こそブルースの全てがあるように思えてきました。それは、ロック小僧のオヤジのような存在です。全てを包み込んでくれるような懐の大きい何かを感じさせるブルースマンです。いつまでも現役で活躍してほしいと願っています。
では、BBキングお薦めのアルバムを紹介しておきます。 「ライブ・アット・ザ・リーガル」(スローブルースのメドレーが圧巻!!) 「ザ・ジャングル」 「BBキング・イン・ロンドン」 (イギリスロック、シェージシャンとの共演、リンゴスター、ピーターグリーン etc 参加)
ジミ・ヘンドリックス
「ロックギターの神様を」と言われれば、私はこの人「ジミ・ヘンドリックス」だと思います。当時としては革命的なコード進行とメロディ奏法(演奏スタイル)。特に奏法は、21世紀になった現時点でもどのギタリストも彼の影響下にあると言っても過言ではないと思います。それでは、選りすぐりの3枚を紹介します。
● ジミ・ヘンドリックス「Bold as Love」
日本国内ではファーストアルバムとして発売されましたが、本国アメリカではセカンドアルバムになっています。名曲「リトルウィング」を含むアッシドロックの世界をサウンドで表現しています。ギターにエフェクトをかける手法の元祖でもあります。
● ジミ・ヘンドリックス「Electric Ladys Land」
エディクレイマーという天才エンジニアが作り上げたジミヘンの完結的とも言えるアルバム!!ここで彼は全てを完成させています。彼の定義する音楽が全てここにあります。「ウォッチタワー」「クロスタウン トラフィック」「ブードゥー チャイル」は必聴!!
● ジミ・ヘンドリックス「ジミ・ヘンドリックス イン ザ ウェスト」
多分どんな評論家も納得するライブアルバムのベストワンです。1曲目の「ジョニー B グッド」には興奮します。ビートルズの「サー ジェント ペッパー ロンリー ハーツ~」のアレンジにはぶっ飛びますよ。「リトルウィング」にはお涙ものです。 私はこのアルバムでジミヘンを神様だと思うようになった訳です。
ロックライブアルバムベスト3
● Live At Leeds/THE WHO
1970年のウッドストックコンサートは、ザ・フーを一流ロックバンドとしての人気を決定づけた。「サマータイムブルース」の演奏は、あまりにも強烈で、私にとっても青春時代のまさにロックバイブルとも言えるものだ。バンドやっている連中は、みんな彼らのようなバンドにあこがれた。ザ・フーのアルバムの中でも最も貴重な1枚です。
● Filmore West/Allman Brothers Band
スライドギターと言えばこの人、デュアンオールマン。エリッククラプトンのあの「レイラ」でスライドギターを弾いている人だ。この二人組のライブは、もっとも重要なブルースロックアルバムです。ツインドラム・ツインリードという独特なバンド編成は、ビートがうねりまくるように、アメリカ南部のロック音楽の香りを放っています。楽しめるアルバムに仕上がっています。
● Live!/Free
私がベーシストだった頃一番影響されたグループです。思苦しいビートにシンプルなメロディーライン。それに泣きまくりのギターは、まさにブルースそのものです。スキマだからのサウンドに、つい、はまってしまいそう!
ロバート・ジョンソン (ザ・コンプリートレコーディングス)
ギターテクニックと引き換えに、悪魔に魂を売ったブルースマンの話で有名な映画「クロスロード」に出てくるヒーローがこの人です。全29曲のオリジナルブルースは、ロックの根底です。クラプトン、レイボーンもロバート・ジョンソンの存在が無かったなら、ブルースをやっていなかったかも。
マディー・ウォータース (ベストオブマディーウォータース)
この人はブルースをエレクトリック化して、後に、白人のブルースロックというジャンルに発展させ、ロックとブルースを融合させた人です。ですから、白人ミュージシャンとの共演も数々あり、ジョニーウィンター、マイクブルームフィールドなど、多くのロックギターリストが尊敬している人です。シカゴブルースの重鎮的存在。
ボブディラン(追憶のハイウェイ61)
このレコード発売のあった前後に、アメリカ国内で大きなフォークフェスティバルがありました。このステージで、エレキギターとバンドを従えて、ボブディランが登場したのです。今まで、アコースティックギター1本のオリジナル曲だったものを全てバンドスタイルに変えて演奏し、客からブーイングの嵐を受けてしまいました。しかし、少数の人からは支持する声も聞かれたのです。この頃、フォークファンにとっては、エレキギターで演奏することは、タブーだったかもしれませんね。ちなみに、バックメンバーは、アル・クーパー、マイク・ブルームフィールドでした。
※ヒット曲「ライク・ア・ローリングストーン」は後に、ジミーヘンドリックスもカバーしているおなじみの曲です。
ブラインド・フェイス(スパージャイアンツ)1969年
エリック・クラプトンがバンド「クリーム」の活動に疲れ果てて解散した後、スティーブン・ウィンウッドに誘われてできたスーパーセッションバンドです。ヘビーロックから脱皮したいと願うクラプトンがフォーク、ゴスペルやアフロロック(アフリカのリズムを使用したロック)の世界にチャレンジしたアルバムで、店主も好きな一枚です。
ドアーズ (ハートに火をつけて)1967年
まず、タイトルと同名の「ハートに火をつけて」の衝撃的なオルガンから始まるイントロは、同時のサイケデリック・ロックとかアシッドロック(麻薬による幻覚的感覚で生み出されたロック音楽)の原点であり、音楽ファンには賛否両論に分かれたバンドでした。幻想と破滅的な詩は、後に、映画「地獄の黙示録」にも、このアルバム曲がいくつか使われていました。
ベック・ボガード&アピス(SAME)
ジェフベックが、1969年以降、何回もメンバーとして、ティムボガードとカーマイン・アピスにアプローチをかけながら、なかなか、まとまらず、やっと1973年に結成。これだけの最強トリオは、21世紀になっても超えるグループは多分でない!と思っている人も多いはずです。本当は、ロッド・スチュアートも入る予定だったようですが、音楽性の違いで取りやめになったようです。 ※スティービー・ワンダーの曲で有名な「迷信」の曲をカバーしている人ですが、「いいねぇ!さすが!」という感じです。
ジミヘンドリックス/エレクトリック・レディランド(1967年)
3枚目のオリジナル・アルバム。本人のプロデュースによる革命的な音作りは、その後のロック・シーンに多大な影響を与えたサイケアルバム。代表曲「ブドゥー・チャイル」「ウオッチタワー」。
ローリングストーンズ/レッドイットブリード(1969年)
亡きブライアン・ジョーンズも2曲参加している。70年代に向けての新しいサウンドでレオン・ラッセルやライークーダーなどのゲスト参加したかなりブルージーなアルバム。代表曲「ギミ・シェルター」「ラブイン・ベイン」